H-ⅡBロケット輸送(その2)[名古屋市科学館展示輸送]
2011年 08月 23日
前の記事で、低床トレーラに載せられて白川公園南側まで到着した、H-ⅡBロケットのフェアリング。
科学館までは大きな公園を挟んでおり、しかもここの道路脇には、10mをこえる木々が立ち並んでいます。
さて、ここから科学館敷地内へとどうやって搬入するのでしょうか。
その答えは、、、
先ほど待機していた超大型クレーン。
野田クレーンさんのLTM1120NX。
せいぜい数トンしかない荷物に、120t吊りクレーンを投入~。
ブームをめいっぱい伸ばして、一気に木々の上を超えて荷役します。
さて、続きを見ていきましょう。
吊り上げの前に、フェアリングの中を覗き込むと、、、がらんどう、、、
一方で、公園内では、いまから積み替える特殊なトレーラが組みあがって行きます。
いよいよ吊り上げ開始。H-ⅡBロケットのフェアリングが木の上まで吊り上げられます。
中を舞う、H-ⅡBロケット。
半分しか無いが、ロケットが宇宙へと飛んだ~!!?
公園側へと旋回。
園内運搬用のトレーラへと積み込みます。
野田クレーンさんの、園内輸送用トレーラ、数トンの小型トラックに牽引フックをとりつけ、
現場にて鉄骨でトレーラを組み立てています。
こんなやりかた、初めて見ました。
白川公園内の周回道路をゆっくりと進みます。
工事区画に到着。
ガメラ??
名古屋市科学館のシンボル、球体と搬入されたH-ⅡBロケットのフェアリング。
今回は、若宮大通の木を飛び越えての荷役など驚きました。
何気なく作られている公園に見えますが、よくよく考えてみると、
科学館への大物の搬入経路としても使えるように設計されているんですね。
また、目の前で、プロの技を見せてもらいました。
この何ともいえないカッコよさ。
これが現場の魅力。やはり、現場っていいなぁ~。